AI-OCRの導入を検討する際、「うちは月に数十件しか処理していないから、導入しても元が取れないのでは」と考えて検討自体を諦めてしまう方が少なくありません。しかし、少量利用であっても、条件によっては十分に元が取れるケースがあります。この記事では、その損益分岐点をどう考えればよいかを整理します。比較のポイントから導入までの流れは「AI-OCR完全ガイド|選び方・比較・料金から導入までまるごと解説」でも整理していますので、あわせてご確認ください。
AI-OCR導入の損益分岐点は、シンプルに言うと次の式で考えられます。
削減できる入力コスト(月間処理時間 × 時間あたり人件費) > AI-OCRの利用料
処理件数が少なくても、1件あたりの入力にかかる時間が長い帳票(手書き項目が多い、確認項目が多いなど)であれば、削減できるコストは相対的に大きくなります。逆に、処理件数が多くても1件あたりの作業が非常に単純であれば、削減効果は小さくなることもあります。
つまり、「処理枚数の多い・少ない」だけでなく、「1件あたりどれだけ手間がかかっているか」を合わせて見ることが、損益分岐点を正しく判断するポイントです。
一般的に、業務システムは「多く使うほど1件あたりの単価が下がる」設計になっていることが多く、利用量が少ないユーザーにとっては割高に感じられる料金体系になりがちです。少量利用でも導入を検討しやすくするには、従量課金や少量プランに対応したAI-OCRサービスを選ぶことが重要になります。具体的には、次のような料金の考え方に対応しているかを確認しましょう。
CACの「AI-OCRサービス」(SaaS版/クラウド版)は、月額4,980円〜(税込5,478円〜)という価格帯から利用でき、業務量が少ない・費用対効果が出づらいといった理由で導入を見送ってきた企業を主な対象として設計されています。契約期間は1年単位です。料金・契約条件の詳細はお問い合わせください。
この試算を行うことで、「少量だから導入しても意味がない」という思い込みではなく、実際の数字に基づいた判断ができるようになります。
処理件数が少ない業務は、これまで「システム化するほどではない」と後回しにされがちでした。しかし、実際に試算してみると、想定以上にコストがかかっていることに気づくケースもあります。まずは自社の業務量と作業時間を数字にしてみることが、損益分岐点を見極める第一歩です。
※本記事に記載の料金・契約条件は掲載時点のものであり、変更される場合があります。最新の料金はサービスサイトの料金ページをご覧ください。料金・契約条件の詳細はお問い合わせください。