デバイスの選定基準と言えば、1に「価格」、2に「入手のしやすさ」、その上で使いたい機能や新たなOSをカバーする
「スペック」。自分で使うデバイスなら、これら3つのバランスの取れた機種に絞り込みつつ、最終的には好みや感覚などの
主観を決め手として決定、納得や愛着に繋がるかと思います。


ですが会社や部門で使うデバイスとなると、どうでしょう。
主観を決め手にすることができず、当社にも選定担当の方からの「客観的な決め手を教えてほしい」というご要望は
珍しくありません。会社で使用するデバイスはその管理の煩雑さから機種を絞らざるを得ない、絞った機種では利用者全員の
ニーズをカバーしきれない、これらの弱みを補いつつ前向きに納得してもらう理由付けが必要という背景があるようです。
         
当社の「ICTデバイスLCMサービス」ではこのようなお客様が納得の選定をするためのサポートをご提供しています。
業務システムやセキュリティといったお客様の要件を基に「スムーズな業務を実現する“スペック”“操作性”」
「業務スタイルに合わせた“携帯性“」等を評価、ご提案していますが、この2024年夏はさらに新たなデバイス選定の
ポイントを踏まえたご相談にも対応中です。


注目の選定ポイント

その① Windows10から11

2025/10/14Windows10のサポート終了までおよそ14か月、Windows11への切り替えを促す情報が白熱しています。
Microsoftの調査では企業がOSのアップデート対応にかける日数の平均は約440日、14か月超・・・Microsoft社は
サポート終了までの移行に間に合わない企業のために「Windows 10 ESU」の案内も始めました。

Windows 10 ESU を利用するタイミング - Windows Blog for Japan

とはいえ有償かつ利用のための環境や利用期限などの条件が設けられており、Windows10の利用を単純に先延ばしにできるわけではありません。
Windows 11に必要となるスペックもより高度となっており、Windows10で使用していたデバイスをそのままアップデートして
問題なく利用できるのか、対応スペックのデバイスを新たに調達するか、理想と課題の折り合いをつける慎重な計画が
必要となります。

Windows 11のシステム要件>
Windows 11 の仕様とシステム要件 | Microsoftより一部抜粋

CPU 64bitプロセッサ 1GHz以上
メモリー 4GB
ストレージ 64GB以上の空き容量
システムファームウェア UEFI、Secure Boot、TPM 2.0対応
グラフィックス DirectX 12.0以上のGPU、WDDM 2.0対応ドライバー
ディスプレイ

高解像度 (720p) ディスプレイ9inch以上のモニター
カラー チャネルあたり 8 ビット

その② ハイブリッドワークへの対応

Windows11のシステム要件として、セットアップやアップデートの実行時等にインターネット接続とMicrosoftアカウントも
必要です。
コロナ禍で一気に進んだリモートワークやクラウド利用は、今やハイブリッドワーク環境として、出社または在宅勤務の
2択を超え、国内外の顧客そして提携先企業とを柔軟に連携するための必須環境となっています。
そのためWindows11への切り替えと共に、デバイス管理方法のハイブリッドワーク環境対応として
Microsoft IntuneWindows Autopilotでクラウド化する、は当社でもとても人気のあるお問い合わせとなっています。

このIntuneAutopilot移行は情報システム部門のデバイス管理負担の軽減だけではありません。2024年の物流問題による配送料と配送時間の課題を解決するダイレクトなコスト削減、そして海外の従業員のデバイスへの運用拡大が期待されています。

Windows Autopilot利用イメージ>

 Windows Autopilot利用イメージ

またIntuneではタブレットやスマートフォンの管理に対応していることから、これまで利用機種を絞り込んでいた企業にも、
業務や働き方を基にした利用機種の多様化もご提案しています。利用者の満足度向上だけでなく利用中のライセンスの有効活用を目的としています。

その③ AI利用前提のデバイスヘ

近年様々な生成AIサービスが続々と登場、個人や学生の活用事例の発信も多く、企業内での利用を刺激しています。
6月の「Copilot+ PC」の発表と共に、既に複数のハードウェアベンダーが以降の主力機種がAI PC、具体的にはAIの推論処理に
適したスペックと認定されたWindows11 PCとなることを予告しています。AIベンダーとユーザー共、各社が最適解を模索している段階ですが、もはやAIの業務利用は企業として当然の戦略となっています。


当社のICTデバイスLCMサービスは、計画-調達-導入-運用-廃棄までデバイスと周辺機器のライフサイクル全般を網羅した
サービスです。全てのフェーズをトータルでご利用いただくだけでなく、お客様の必要なフェーズやサービスのみを
組み合わせてのご提供も可能です。

なかでも調達フェーズの「ICTデバイス選定支援」では、企業としての要件を基にデバイスの「利用実態」「使用感」等と評価、
お客様が明確な根拠を基に選定できるようサポート致します。

ICTデバイスLCMサービスの概要

上記のような注目の選定ポイントを含め、ぜひ当社のICTデバイスLCMサービスにお問い合わせください。

 


 

 

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