PLACTとの出会いが、私たちを新たなステージへ。
世界基準の創薬研究を実現するために。PLACTは私たちに とって、欠かすことのできないシステムになりました。 厳格な管理体制が求められる遺伝子改変動物をはじめとした実験動物の「繁殖管理を一元化したい」という難しい課題に対し「優れた標準機能に加え、こちらの要望に合ったオリジナルの管理機能を追加で構築できたのがPLACTを選ぶ決め手になりました」と語る研究員の皆様にお話をお伺いしました。
お客様プロファイル
杏林製薬株式会社グループは、企業理念「キョーリンは生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します。」のもと、医療用医薬品事業をはじめ、人々の健康に真に貢献できるヘルスケア事業をグループで展開。年々、その企業価値を高めています。探索初期段階の研究から開発研究までの全ての研究拠点を集約し設立した「わたらせ創薬センター」では、薬理、合成、安全性、薬物動態及び製剤・分析の研究分野が効率的かつ連携のとれた体制で創薬研究を進めています。各分野に精通した研究者は、組織の枠を超えたチームで研究活動を行う体制により、研究開発のスピードアップと質の向上を図り、世界基準の創薬研究を実現しています。 |
1.PLACT導入の背景を教えてください
薬理研究所 大久保 陽世 様 |
システム導入以前は、Excelで管理シートを作成し動物管理をしていました。管理シートはチーム毎に異なるため引継ぎがしづらく、日々の動物飼育や繁殖管理業務を行うアニマルケアとやりとりする中で、情報の伝達が複雑であったり煩雑で、入力にも時間がかかっていました。また、 Excel管理のため更新者や更新状況がわかりづらいということもありました。法令にもとづき厳格に管理する必要がある遺伝子改変動物を扱う業務ということもあり、コンプライアンス強化と動物管理業務の作業効率化のためにシステムを導入することになりました。 |
2.PLACTを選択した理由をお聞かせください
導入にあたり、同業他社をいくつか交えて検討している中で、CACはPLACTという飼育管理業務に必要な機能を備えたパッケージを有しており、提案当時は不足していた繁殖管理の機能についても具体的な提案がありました。その上で、私たちが求めている管理機能が実現できる感触があり、 CACの提案を採用するという結論に至りました。 |
薬理研究所 吉川 謙 様 |
PLACTは画面が見やすい上に操作性も良く、使いやすい。
繁殖管理を一元管理できたことで、約50%の業務時間の削減に!
観察記録詳細画面 |
個体情報詳細画面 |
3.PLACTを1年間運用した感想をお聞かせください
例えば繁殖計画を立案する際に、PLACTではタスクごとの作業予定日が自動で展開されるなど操作性もよいのでありがたいと思っています。チーム毎に異なる運用で管理していたシステム導入以前と比べると、管理情報が統一化され監査対応もしやすくなったと感じています。またPLACT導入により、遺伝子改変動物を効率的に飼育管理できていることで、動物実験を減らしていることにつながっていると感じています。
飼育状況が直感的にリアルタイムで把握できるのが良いですね。
関係者間の情報共有もよりスムーズになって、業務の引継ぎの不安もなくなりました。
基盤研究所 高田 直季 様 |
遺伝子改変動物の個体数管理はしっかり行わないといけない重要項目ですが、PLACTはひとつのフォーマット上で完結するので、現在飼育中の匹数も直感的にリアルタイムで記録して画面上に表示されるので見やすいし便利ですね。Excel上で管理していた時よりも「しっかりした管理ができている」と実感できるところが良いと思っています。操作性に関してもすごく良いですし、例えば飼育中のマウスに何かしらの異常事態が起こった時にはメール通知がくるシステム設計になっているので、今までのExcel管理ではできなかったリアルタイムの飼育管理システムは凄く役に立っていますし安心感もありますね。飼育管理関係者間の情報共有に関しても、かなり円滑になっていると思います。例えば、今までは研究テーマが違うチーム毎で管理方法に違いがあった状況でしたが、今はPLACT上のひとつのフォーマットに統一されているので、チーム間のやりとりやアニマルケアの方々との引継ぎ業務の部分においても、より円滑になったと思います。 |
4.最後にPLACTの評価をもう一度お聞かせください
PLACTは操作性がよく、カスタマイズにも柔軟に対応できる汎用性も評価しています。また、プロジェクト推進においてもレスポンスが早く打ち合わせの進行がスムーズで計画通り円滑にプロジェクトが進みました。課題や要望に対してもこちらが気付かなかったようなことも提案してくれたことで、より良いシステムが構築できたと考えています。
短縮できた時間を、新たな研究開発や自身の勉強に有効活用しています!
有用性を他の研究チームとも共有し、PLACTユーザーの輪をもっと広げたい。 CACの協力の元、更なる業務効率化を目指し、理想の管理システムを創り上げたい!
杏林製薬株式会社様、貴重なお話をありがとうございました。
※記載の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。本事例の内容は2024年時点のものです。