テックファーム×Empath共催ウェビナー
「LLM×感情解析:顧客体験を変える最先端技術」
日時
開催方法
参加費
2024年8月28日(水) 14:00~15:00
オンライン
無料
【ウェビナー概要】
生成AI元年といわれた昨年から、Chat GPTを筆頭としたLLM(大規模言語モデル)が多くの場面で社会実装されてきました。特に音声UI上での利用も活発になっており、マシンと人間の間でより自然な対話が可能となりました。例としてはデジタルヒューマンやチャットボットなど、様々な分野でその技術が応用されています。
しかし、これらのシステムは本当にユーザーの意図を理解し、適切に対応できているでしょうか? 「人間のような応答というにはまだちょっと早いのでは?」多くの人がまだそう感じているのも事実かと思います。その原因の一つとなるのが、「LLMが感情を上手く理解できていない」という事実です。確かに、LLMでは、言葉の意図を読み取り感情を理解できています。
しかし、同じ言葉を発した時のニュアンス、例えば「ありがとう」という言葉を皮肉っぽく人が発話したとしても、ポジティブな意味でLLMは捉えてしまうというテキストの意味に縛られる技術上の特性があります。
では、LLMと言語外の情報から感情解析できる技術を組み合わせ、人間の感情に合わせて応対を変えられるようなシステムがあったら? もしかするとより人らしくユーザー感情を理解し、振舞うことができるAIを構築することができるかもしれません。今回のウェビナーでは、実際にLLMと音声による感情解析AIを組み合わせることで、相手の反応に合わせた会話を行う事ができるデジタルヒューマンの研究をしているテックファーム株式会社と株式会社シーエーシー(Empath)が共催し、「LLM×感情解析:顧客体験を変える最先端技術」についてお話しします!
現在進行中のプロジェクト事例等にも触れながら、近い未来、LLMと感情解析の組み合わせで社会がどう変わっていくのか、議論します。
皆様のカメラ・マイクはオフとなりますので、お気軽な情報収集の機会としてご参加ください。
【テックファーム】
「ICTに精通したプロフェッショナル集団」として、デジタル技術を活用した事業変革や課題解決のためのソリューションをワンストップにて提供。1998年の創業以来、世界初や日本初のサービス実現に携わり、世界初のモバイルインターネットサービスであるNTTドコモ「iモード」立ち上げ時のシステム開発への参画をはじめとして、モバイル黎明期から多種多様な産業におけるICT活用の経験やノウハウを蓄積してきました。AI、IoTを活用したデータ収集や分析から、ドローンやスマートデバイス、3D技術のメタバース領域への活用などの最先端テクノロジーと、多種多様な業界にて蓄積してきたICTソリューションに関する知見やノウハウを組み合わせることで、企業におけるDXなどのイノベーションを支援します。
【音声感情認識AI Empath】
Empathは、国産の音声感情認識AIとして、50ヶ国現在4,300社の利用がある本技術。メンタルヘルスに端を発し、車載AIでの利用、ゲームキャラクタの表情生成、コミュニケーションロボット、IoTデバイスでの実装、リモート会議の解析など様々な音声コミュニケーションの裏側で弊社技術を活用いただいて参りました。
また、当社2023年7月11日に感情解析クラウドサービス「Beluga Box SaaS」として提供を開始いたしました。旧来のWeb Empath APIよりも精度を高め、音声データの長さ制限を撤廃したモデルとなります。
【開催日時】
2024年8月28日(水)14:00-15:00
タイムテーブル:
14:00 開会アナウンス
14:05 Empath「LLM×感情解析AIは成り立つのか?~LLMからこぼれている要素を活かした事例について~」
14:20 テックファーム「EmpathとAIで実現する高齢者ケアと認知症予防」
14:35 ディスカッション
14:45 質疑応答
14:55 閉会アナウンス
【登壇者】
■テックファーム 福井豊 / Fukui Yutaka
テックファーム株式会社 技術推進部 リードAIリサーチャー
テックファーム株式会社にてプロジェクトマネージャー兼AI研究員として活動中。立教大学大学院人工知能科学研究科を修了し、ITストラテジストやPMPの資格を取得。
これまでに、損害保険会社のシステム再構築や小売業者のシステム刷新など、多くのプロジェクトで業務効率化や顧客満足度の向上に貢献。AI研究員として、最新のAI技術を活用し、音声や映像データの解析を通じて人のコンディションをモデル化し、健康状態やストレスレベルの可視化を目指す研究を進める。プロジェクトマネージャーとして、AIの社会実装を目指したシステム導入やPoCプロジェクトを担当し、その成果を企業の競争力向上に繋げる。
研究と実践を両立させ、クライアントのビジネス課題を解決し、新たなビジネスチャンスの創出に寄与。テックファーム株式会社での活動を通じて、AI技術の研究と実装の両面から企業の成長を支援する。
■Empath 下地貴明 / Shimoji Takaaki
株式会社シーエーシー 新規事業開発本部 Empath事業統括
1981年11月2日 香川県生まれ。2006年 早稲田大学教育学部卒業後、システムエンジニア、プロジェクトマネジメントをSI企業にて学び、経済産業省「情報大航海プロジェクト」への参画、「この指とまれ」の改築、運営業務に携わる。2011年にスマートメディカル株式会社 取締役ICTセルフケア事業部長就任。音声気分解析技術「Empath」の研究・開発を行う。2014年 東京大学保健・健康推進本部の受入研究員として、Empathを活用したメンタルヘルスアプリを開発。現在はスマートメディカル株式会社からスピンオフした株式会社Empathの代表取締役に就任し、Affective computing領域におけるEmpathのビジネス活用をメーカーや通信会社と共に推進した。
現在は、Empath事業を株式会社シーエーシーに事業譲渡を完了し、当該事業をシーエーシーのHCTech(=Human Centerd Technology)の主要技術として成長させるべく邁進している。