事例詳細

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リクルートスタッフィング(株)が心sensor for Trainingカスタマイズ版を採用

心sensor for Training

CACは、感情認識AI を活用した表情トレーニングアプリ「心sensor for Training」をベースに、株式会社リクルートスタッフィング(以下リクルートスタッフィング)と共同でアプリを開発いたしました。本アプリを利用して、リクルートスタッフィング様は派遣スタッフに向け、笑顔トレーニングサービスの提供を行っています。

「笑顔」をみがいて、自分らしい毎日を送ってもらいたい

リクルートスタッフィング様は、「らしさ」の数だけ、働き方がある社会の実現を目指し、派遣スタッフの就業支援を行っています。派遣スタッフの方々が、素敵な笑顔でいることで、就業先でのコミュニケーションが円滑になり、自分らしく働いていただけると考え、「笑顔を楽しくみがく」をテーマに、派遣スタッフ向けに「笑顔」をみがく機能に特化してCACと共同で開発した、笑顔トレーニングサービスを導入しました。

「心sensor for Training」は、カメラを搭載したPCやタブレット端末上で利用できる、CACの表情トレーニングアプリです。感情認識AIがカメラで応対練習中の顔の表情筋の動きを解析し、どのような印象を与える表情であったかを採点・評価します。

アプリには2つのモードがあり、「練習モード」でまずは受講者の様々な表情が第3者からどう見られるかを4つの表情(笑顔、真剣、好感度、お詫び)や7種の感情(怒り、軽蔑、嫌悪、恐怖、喜び、悲しみ、驚き)に分けてグラフで表し、また、好感度の高い笑顔を5秒間キープする練習を行えます。

「採点モード」では、コンテンツ教材に合わせて画面に向かって話をすることで、表情をリアルタイムにAIが分析します。笑顔の採点結果と、より笑顔をみがくためのポイントが分析レポートで確認でき、受講者の振り返りに役立てることができます。

また、最も点数が高かったご自身の表情も確認することができます。

緊張しがちな新しい職場への出勤や、日々のお仕事でも笑顔で、自分らしく活き活きとした毎日を送っていただけるよう、笑顔トレーニングサービスを通じて、派遣スタッフの方々をサポートしていきます。

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■「心sensor for Training」について

感情認識プラットフォームに米Affectiva, Inc.の感情認識AIAffdex(アフデックス)」を使用しています。AffectivaMITメディアラボからスピンアウトして設立された企業であり、感情認識AIの分野における世界のリーディングカンパニーです。ディープラーニング技術を取り入れているため、表情データの蓄積とともに識別精度が向上します。これまでに世界87ヵ国以上から900万件以上の表情データを収集・蓄積しており、この世界最大級のビッグデータによって精度の高い感情認識を実現しています。

Affdexは、顔の筋肉の僅かな動きをリアルタイムに計測し、瞬間的に生じる感情をデータ化し分析します。34ヶ所のフェイスポイントの動きから、7種類の感情(怒り、軽蔑、嫌悪、恐怖、喜び、悲しみ、驚き)、21種類の表情、そして2種類の特殊指標(1. 好感度と反感度、2. 表情の豊かさ)を分析することができますが、「心sensor for Training」では、「笑顔」「真剣」「お詫び」「好感」などの指標を加え、接客シーンに適した表情トレーニングが可能となっています。

感情認識AIは、人の表情からその感情を推定する技術ですが、CACの「心sensor for Training」はこれを応用し、伝えたい感情→望ましい表情、という展開を設定して表情トレーニングに役立つように設計されています。